ため息を煮詰めて苦し初夏の恋

想って選んだ言葉があなたに刺さって死んでしまった

早めに帰るそんな気分も朝のうちだけ

雨の音鳥の声苦いビール

きみの思うようなほうきではない過去のわたし

不安とか言葉にするとふわっと消える

近づくと遠くに見える白い布

浮かれると日課も忘れてはしゃいじゃう

しあわせの感じかたにはムラがある

気が付かず気持ちにバイアスかかってる正しい判断出来ずに二度寝

歩いてもたどり着けない場所がある

あの人を待っているのは嫌じゃない

展開に追いつくよりも身を任す

罪と罰いつもセットと思うなよ

喧嘩して狸寝入りの初夏の午後

飛ぶ鳥を落とせず夜の街に消ゆ

ふいにした休みと気持ち飲み下す

この夜ににぎやかな酒切なさと

御池までまだまだとおい御所南